在宅医療について
2025年に訪れる高齢化社会の到来に向けて、フジ薬局では近隣医療機関と連携し、在宅医療に積極的に取り組んでいきます。在宅調剤に対応するためには、クリーンベンチを揃え、扱うことができる薬局が必要です。
しかし、川崎市内にはクリーンベンチを設備している薬局はほとんどありません。そこで、フジ薬局では大学病院前店、柿生店にクリーンベンチを備え、さまざまな症状の患者様宅への訪問服薬指導を実施していきます。
ご利用までの流れ
1. ご連絡・ご相談
在宅訪問は薬剤師が患者様のご自宅に訪問して薬の保管状態や服薬状況を確認し、薬についての指導や管理を行います。ご希望の患者様はかかりつけの医師、又はケアマネージャー、薬剤師にご相談ください。
2. 医師の同意と契約書の確認
在宅訪問を行うには医師の指示が必要になります。医師の同意を得ましたら、どのようなサービスなのかという内容の説明書(居宅療養管理指導内容説明書)とご提供する薬局の営業時間、スタッフの紹介や、利用料金の説明書(重要事項説明書)をご参照頂き、同意書及び契約書にご署名をお願い致します。
3. ご訪問
医療機関による処方せんのお薬を調剤し、ご自宅までお届け致します。薬剤師が直接訪問することで、患者様の状態を確認し、服薬・残薬状況を処方医にフィードバックし、問題があれば対応にあたります。
4. 服薬支援
調剤薬局では患者さまごとに発行された処方せんに基づき調剤をしています。ご本人にはいつものお薬でも薬局では処方せんごとに何回もチェックをしながらご用意しています。
重複・併用薬の確認
患者様によっては複数の医療機関を受診されている方もいらっしゃるかと思います。病院、診療所が増えると処方される薬も多くなるため、併用薬の相互作用を確認する必要があります。ジェネリック医薬品の普及も進み、価格だけでなく同じ成分の薬でも商品名が複数あり、剤型も複雑になっています。そのため、薬剤師が確認することによって薬が重複していないか、相互作用は起きていないかを確認し、患者様に安心して服用できるよう取り組んでいます。一包化・錠剤の粉砕
患者様の状態にあわせて一包化や錠剤の粉砕などの個別対応も行っております。一包化は患者様にあった服用状況に合わせてご用意いたします。たとえば、朝・昼・夕で薬を一つのパッケージにまとめておけば、飲み間違いも防げます。また、錠剤やカプセル剤などの服用が困難な方には粉砕して粉薬としてお渡しする場合もございます。配薬・薬剤管理方法のご提案
患者様と相談し、配薬カレンダー・配薬ボックスを準備することができます。ご家族の方や施設の方が手間もなく安心できるよう、分かりやすくお薬をセットしてお渡ししています。5. 情報連携
在宅訪問は薬をお届けするだけではありません。医師や医療機関、施設職員、ケアマネージャーへ情報連携して患者様のケアをするまでが薬剤師の重要な役割の一つです。また、服薬におけるご家族や介護者の方の負担を少しでも軽くし、安心して服薬できるように、私たちは患者様へのよりきめ細かいケアをサポートして参ります。
ご利用料金
法令に基づき、お薬代とは別に、1回の訪問毎に費用が発生いたします。 介護保険をご利用の方:1回の訪問毎に施設では341~378円、個人では517円がかかります。 医療保険をご利用の方:負担割合により金額が異なります。要介護認定 | 受けている方 | 受けていない方(非該当) | |
保険の種類 | 「介護保険」でのご利用 | 「医療保険」でのご利用 | |
ご利用料金 (訪問1回につき) | ※1 | 517円 | 650円(1割負担)~1,950円(3割負担) |
※2 | 378円 | 320円(1割負担)~960円(3割負担) | |
※3 | 341円 | 290円(1割負担)~870円(3割負担) | |
サービス名称 | 居宅療養管理指導 | 在宅患者訪問薬剤管理指導 |